目的
1)液体窒素温度でも実現出来る,酸化物超伝導体の電気抵抗の温度依存性を測る。
2)転移点の磁場依存性を調べる。
3)マイスナ−効果(完全反磁性)と磁束のピン留め効果を確認をする。(磁気浮上)
4)その他磁性に関連する実験。
解説
1986年この酸化物が,発見された。それまでは高価な液体ヘリウムで冷却しなければ
超伝導の実現は困難だった。以来,それがこうして簡単に安価に実験出来るようになった。
理論は難解であるが,量子現象がマクロな現象として観測できる象徴的な現象であるので
感動をもって堪能し各種書物でよく学習すること。応用面でも大変期待されている新物質
である。
4端子法の解説(別紙添付資料or口頭)
実験装置
ここに図が入る
課題
1)比抵抗ρ(T)の測定 転移点(Tc)は何度か?
試料サイズ(S、L)は目測でよろしい。
2)転移点の磁場依存性の測定
磁場の強さは強力ネオジム磁石の軸上の磁場をホール磁束計で計り校正図を作って利用
3)磁石の周りの磁場を測定する
4)磁気浮上の実験
マイスナー効果とピン留め効果
永久渦電流の実験
4)H2O(水)の反磁性O2(酸素)の常磁性の実験等
注意
この酸化物は,昇温,冷却の繰り返しで劣化する。また水分によってその劣化速度が早まるので
乾燥窒素ガス雰囲気の中で実験する。実験が終わっても窒素ガスを充満したままにしておくこと。
熱起電力(mV)を温度(℃)に変換するには,プログラムを用意してあります。<<ALMEL>>
計画
電子レンジを用いて簡単に短時間にこの結晶を作製できるので,学生諸君に自分たちで作って
貰う予定。(まだです)
コンピュ−タ−と繋いで,測定を自動化する。(しません)
参考書
ブルーバックス:はじめてなっとく!超伝導:村上雅人:講談社¥980(生協書籍部に有ります)